本研究室M2の樋山さんがOpen Source Conference (OSC) Nagoya 2025のセミナーセッションにて講師を務めました.セミナーは株式会社サニー技研様と共同で行い,TOPPERSプロジェクトのメンバーとして,プロジェクトの成果物の紹介や解説を行いました.
また樋山さんは,TOPPERS成果物を使用した作品「ros2-AIdriver」を作成し(GitHubリンク),本研究室M2の竹内結斗さんと共同で展示員を務めました.



セッション概要
TOPPERSプロジェクトで取り組んでいる組込みソフトウェア関連のトピックを紹介します。
「LEGO SPIKEをC言語で動かそう」
LEGO SPIKE prime で、組込みシステム開発で広く利用されるC言語とリアルタイムOSを用いた本格的プログラミングを実現するプラットフォーム “SPIKE-RT” を紹介します。また、近年の自動運転やロボット制御システムの開発分野ではROSと呼ばれる技術が注目を集めています。本講演ではROSの紹介と、ROSを用いてSPIKEを動かすための開発環境の紹介も併せて実施します。
「Raspberry Pico 2 でマルチコアOSを動かそう」
Raspberry Pico 2 は2個のプロセッサが搭載されています。本公演では、2個のプロセッサを制御するリアルタイムOSの紹介と使用方法について説明します。
「 お手軽ネットワーク「CAN」の世界」
自動車用ネットワークとして1983年に生まれたCAN(Contoller Area Network)は自動車に限らず産業機械や鉄道,船舶,航空はたまた医療にまでその利用が広がっています。最近ではハードウェアやソフトウェアも充実しており、産業だけでなく個人での利用もしやすい環境が揃ってきました。本講演ではそんなCANのキホンと特徴に加え、皆さんの身近にあるボードでの実装方法などについて解説します。
講師
樋山一樹
(南山大学)
本田晋也
(名古屋大学)
米田真之
(株式会社サニー技研)